「DX=高いツール導入」だと思っていませんか?中小企業こそ「0円DX」から始めるべき理由

ここ数年、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を聞かない日はありません。

しかし、多くの中小企業の経営者様からご相談いただくのは、「DXと言われても、何から手をつければいいのか分からない」「うちは予算がないから無理だ」といった切実な声です。

実は、DXに失敗する企業には共通点があります。それは、「いきなり高額なITツールを導入しようとする」ことです。

失敗するDXの典型パターン

よくあるのが、営業マンに勧められるがままに、月額数万円もする高機能な顧客管理システム(CRM)や、複雑な会計ソフトを導入してしまうケースです。

結果どうなるかというと、「機能が多すぎて使いこなせない」「入力が面倒で、結局現場は手書きのメモを使っている」という、いわゆる「デジタル化の失敗」に終わります。

アナログで非効率な業務プロセスを、そのままデジタルに置き換えても、「非効率がデジタル化されるだけ」なのです。

まずは「捨てる」ことから始める

私がコンサルティングの現場で最初にお伝えするのは、「何かを導入する前に、まずは今の業務を見直しましょう」ということです。

DXの第一歩は、ツールを買うことではなく、「無駄な業務を捨てる(BPR)」ことです。

  • 本当にその会議は必要ですか?
  • その日報、誰か読んでいますか?
  • 紙からExcelへの転記作業、重複していませんか?

これらを整理するだけなら、費用は0円です。

身近なツールで「0円DX」は可能です

業務を整理した上で、必要な部分だけをデジタル化します。それも、最初はお金をかける必要はありません。

例えば、社員からの報告業務。

高価なグループウェアを入れなくても、無料の「Googleフォーム」を使えば、スマホから簡単に報告でき、自動的にスプレッドシート(Excelのようなもの)に集計されます。

社内の連絡手段も、電話やメールではなく「チャットツール(SlackやChatworkの無料プラン)」に変えるだけで、コミュニケーションのスピードは劇的に上がります。

小さな成功体験を積み重ねる

大切なのは、最初からホームランを狙わないことです。

「紙の報告書を1つなくせた」「会議の時間が10分短くなった」。
そんな小さな「0円DX」の積み重ねが、やがて企業の競争力を大きく高める土台となります。

「何から捨てればいいか分からない」という場合は、ぜひ一度、一宮コンサルティングにご相談ください。一緒に業務の棚卸しから始めましょう。

ブログ一覧に戻る